バレエで使われている言葉 ピケ Piqué

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バレエで使われている言葉を少し詳しく紹介します。意味を正確に知ればバレエの上達につながるかも知れません。例文は辞書 LAROUSSE からです。

ピケ

Piquéは、”刺す” という意味の動詞 “piquer” の過去分詞です。文脈によって ”盗む” や “捕まえる” という意味もあります。

動詞の現在形の活用は、

je pique
tu piques
il/elle pique
nous piquons
vous piquez
ils/elles piquent

現在分詞は “piquant” です。命令法は “tu” なら “pique” 、“nous” なら “piquons” で “vous” なら “piquez” です。

例文:

Piquer un bœuf avec un aiguillon.
槍で牛を刺す

La fumée pique les yeux.
煙が目に沁みる

On le pique au bras pour lui faire la prise de sang.
腕に注射して採血する

Une guêpe l’a piqué.
スズメバチに刺された

Piquer une fleur dans ses cheveux.
髪に花を挿す

Piquer une photo sur le mur.
壁に写真をとめる

Piquer un morceau de viande dans son assiette.
皿から肉を掠める

La moindre chose le pique.
些細なことがつらい

Il lui a piqué son portefeuille.
彼は財布を盗んだ

On l’a piqué en train de fracturer un coffre.
彼が金庫を壊しているのを捕まえる

Il est mal rasé, sa barbe pique.
よく剃ってなく、あごひげがちくちくする

Moutarde qui pique.
ツゥンとするマスタード

Eau gazeuse qui pique.
強いスパークリングウォーター

La gorge me pique.
喉がイガイガする

“piquer” は先端が尖ったもので突く感じに思えます。日本語の ”刺す” は刀のイメージが強いです。歴史や文化の違いと思います。

Photo by Reza Hasannia of unsplash

プロフィール
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ノブ

20代前半ワーキングホリデーで渡豪3年滞在。南米・アフリカ・南欧をバックパックで周り、30代からフランスで学業を再開。シャンベリーで1年、ストラスブールで2年間留学し、科学一般教養過程を修了しました。

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