バレエで使われている言葉を少し詳しく紹介します。意味を正確に知ればバレエの上達につながるかも知れません。例文は辞書 LAROUSSE からです。
スュス Sus-sous
Sus-sous は2つの言葉からなっています。
“上に” という意味の “sus” と ”下に” という意味の ”sous” です。とても似ていますが、この微妙な違いが重要です。 “上に” ”下に” という言葉は “dessus” と “dessous” が良く使われます。
sus- シュ:上に(接頭語)
sous ス:下に
dessus デシュ:上に
dessous デス:下に
例文:
sus-
Suspendre sa veste à une patère. 洋服掛けに上着をかける(sus + pendre:かける)
sous
Travailler sous la pluie. 雨の中働く
J’ai servi sous vos ordres. あなたの指示の下に遣える
dessus
Prends une chaise et assieds-toi dessus. 椅子を持ってきて、そこに座って
On m’a promis cet argent, et je compte dessus. このお金は約束されていて、それを頼りにしている
dessous
Le prix du coffret est marqué dessous. 箱の値段は下に書いてある
Glisser la lettre dessous la porte. 手紙をドアの下に滑り込ませる
Sus-sous か Sous-sus か?海外のサイトも含め、どちらでも良いというのと、違いを説明するものまでありますが、辞書でどちらも見つけられず微妙です。”sens dessus-dessous” “上に下に” という表現もあり、シュスの方がスシュより言いやすいかなと微かに思いました。”スス” は “下に下に” となるのでダメだと思います。
細かいこと言うなと言う声が聞こえてきそうですが、例えば、 “酒” と “酢” ぐらい違うと思って・・・座布団1枚!
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