バレエで使われている言葉 シュス Sus-sous

Ballet

バレエで使われている言葉を少し詳しく紹介します。意味を正確に知ればバレエの上達につながるかも知れません。例文は辞書 LAROUSSE からです。

スュス Sus-sous

Sus-sous は2つの言葉からなっています。

“上に” という意味の “sus” と ”下に” という意味の ”sous” です。とても似ていますが、この微妙な違いが重要です。 “上に” ”下に” という言葉は “dessus” と “dessous” が良く使われます。

sus- シュ:上に(接頭語)
sous ス:下に
dessus デシュ:上に
dessous デス:下に

例文:

sus-

Suspendre sa veste à une patère. 洋服掛けに上着をかける(sus + pendre:かける)

sous

Travailler sous la pluie.  雨の中働く
J’ai servi sous vos ordres. あなたの指示の下に遣える

dessus

Prends une chaise et assieds-toi dessus. 椅子を持ってきて、そこに座って
On m’a promis cet argent, et je compte dessus. このお金は約束されていて、それを頼りにしている

dessous

Le prix du coffret est marqué dessous. 箱の値段は下に書いてある
Glisser la lettre dessous la porte. 手紙をドアの下に滑り込ませる

Sus-sous か Sous-sus か?海外のサイトも含め、どちらでも良いというのと、違いを説明するものまでありますが、辞書でどちらも見つけられず微妙です。”sens dessus-dessous” “上に下に” という表現もあり、シュスの方がスシュより言いやすいかなと微かに思いました。”スス” は “下に下に” となるのでダメだと思います。

細かいこと言うなと言う声が聞こえてきそうですが、例えば、 “酒” と “酢” ぐらい違うと思って・・・座布団1枚!

Photo by Knight Duong of Unsplash

プロフィール
ノブ
ノブ

20代前半ワーキングホリデーで渡豪3年滞在。南米・アフリカ・南欧をバックパックで周り、30代からフランスで学業を再開。シャンベリーで1年、ストラスブールで2年間留学し、科学一般教養過程を修了しました。

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